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アクセサリーOEMの依頼
アクセサリーOEMを依頼する際の注意点
製造スケジュールを把握
製造を行う際はできるだけ希望した数だけ作ってほしいものですが、なかなか思い通りにはいきません。というのも、OEMには受注できる上限があり、工場にある機械の数や原料、時間、人的リソースなど、色々なキャパシティを考慮する必要があるからです。委託先にEC事業者からの依頼が押し寄せると製造ラインがパンクしてしまい、リードタイムが想定していた以上に長くなってしまうこともあるでしょう。そのような事態を防ぐためにも極力早い段階で受託先と調整しておくことが重要です。
OEMメーカー側と共有してくべき事柄は、受託側が予定している製造数と理想のスケジュールと、初回受注後の製造ラインの確保です。上記の内容をお互いが把握しておくことで製造が遅れるのを防ぐことができ、予めエビデンスを取っておくことでスケジュールの確実性を向上させることができます。
原価を下げる
商品の利益を上げるために欠かせないのが商品の原価下げ。どこのOEMメーカーに依頼するかによって、製造工程や原料の仕入れ方が違うため、価格には差が生まれます。原価を下げるポイントは、OEMメーカーの得意分野を調べておくことと、相見積もりを取ること。OEMメーカーごとに得意としている製造方法や素材があり、得意としているところに依頼した方が、原価が安い確率が高いです。
加えて、OEMメーカーを選択する際に注目すべきはロット数とマージン率であり、ロット数が多いほど原価を下げられます。マージン率はメーカー側から引き出せないため、製造工程や原料の仕入れ料などの情報から想定しなくてはなりません。マージン率のおよそを把握する上で役立つのが相見積もりです。OEMメーカーに依頼するときは、相見積もりをとってから考えるよう心がけましょう。
責任の所在を確認する
商品を作る過程で、製造中の商品に欠陥があったり、納品された商品の品質が悪かったりする可能性があります。そのような事態が生じた場合、購入者にまで被害が及ぶケースも考えられます。トラブルが起きたとき困るのが、責任が受託側と委託先のどちらにあるのかということ。
問題が起きてから揉めることがないように、予め責任をどちらが持つのか決めておくことが大切です。特に契約を交わす際に、責任の所在をはっきりさせておくと良いでしょう。両者が納得いく内容で契約を結ぶことがポイントですあり、不安な場合は契約内容を弁護士に相談するのもおすすめです。
業者の選び方
デザイン面の対応力
デザインを依頼者側が考えて受注を行うOEM。良い業者というのは可能な限り依頼者の要望を聞き入れようとしてくれます。アクセサリーの製作現場では、できあがったサンプルが想像と違ったり変更したい箇所が出てきたりするものです。そのようなとき、サイズやデザインなど、受注側の細かな希望に対応してくれる業者は信頼できるといえるでしょう。
予算に合わせてくれる
OEMを考えている方の中には、記念品や測範品といった少ない資本での制作を依頼した方や個人で依頼したい方もいるでしょう。資本が少なくてもオリジナルの商品を作れるのがOEMの強みです。気後れせず考えている予算を伝え、柔軟に対応してくれる業者を探しましょう。
素材の違いにも注意!
K10とK18
K10とK18とは金の含有率を表す表示であり、商品にどの程度金が含まれているのかを明記するための数字です。純金と呼ばれる金100%がK24で、K10は41.7%、K18は75%金を含んでいます。金は含有率が上がるほど質も上がり、変色のない品位の高い色合いになります。シーンによって使い分けるのが一般的であり、K18はフォーマルなシーンで、K10はカジュアルなシーンで用いられることが多いです。
シルバーとステンレス
プラチナとホワイトゴールド
プラチナとホワイトゴールド
プラチナとホワイトゴールドも見た目で区別するのが難しい素材ですが、元から白銀色をした金属であるプラチナに対し、ホワイトゴールドは銀やパラジウムを混ぜることで色を白くしています。ホワイトゴールドはプラチナよりも黄色が強い場合が多く、プラチナに近づけるためにロジウムでメッキを施し白さを強調。このような作業をしてようやくプラチナと同じ白さになることができるのです。
アクセサリーのOEMとODMの違い
依頼を受けて製造を行っている点では共通しているOEMとODM。しかし、両者には製造に対応している範囲において違いがあります。ODMは商品を企画して製造するまでの工程すべてを請け負っており、デザインや生産の全てを他社に委託したい方に最適。作業負担を大幅にカットできるのがメリットです。バリエーション豊富な商品展開をしたい方に合っている受注方法で、世界的に名を馳せているメーカーでも取り入れられています。
一方で、OEMは依頼者が企画やデザインを担当。アクセサリーの仕上がりに企画力や技術力で力添えします。自社でデザインしたものをアクセサリーにしてほしいと考えている方に適切な受注方法であり、ODMよりも製作に関われるのがメリットです。なお、OEMの依頼を考えている方は使用する素材の支持も求められる可能性が高いため、素材に関する知識を備えておくことも大切です。
OEM依頼の流れ
企画・ヒアリング(要件定義の明確化)
最初のステップは、クライアントが求めるブランドコンセプトを明確にし、製品化に向けた基本仕様を整理する工程です。具体的には、デザインテイスト、希望ロット数、使用素材、納期、ターゲット層、販売チャネル(実店舗、ECなど)の要素を事前にヒアリングし、方向性のすり合わせを行います。これにより、後工程における設計・生産の精度とスピードが大きく向上します。
※OEM専任の営業・ディレクション体制がある企業は、仕様調整や相談対応がスムーズで、全体の進行が円滑です。
デザイン・仕様策定
ヒアリング内容をもとに、具現化されたデザイン案を提出します。提案形式は手描きスケッチ、2D/3DのCAD図、またはグラフィックイメージなど多様です。必要に応じて、ブランドロゴの刻印位置やパッケージ構成まで含めた仕様提案も行います。
※ファッションやトレンドへの理解が深く、抽象的なイメージを具体的なデザインに落とし込める提案力のあるパートナーを選定することが成功の鍵です。
試作(サンプル制作)
デザイン決定後は、実物サンプルの製作に入ります。ここで質感・サイズ感・装着性などを実際に確認し、必要に応じて修正を行います。量産に移行する前の最終確認工程であり、妥協なく詰めることが高品質な製品づくりにつながります。
※試作段階でのレスポンススピードは重要です。提示が早ければその分、意思決定やスケジュールの余裕を確保できます。
本製作・量産工程
サンプル承認後、正式な製造に移行します。多くのOEM業者では国内外の生産拠点と連携し、コストと納期の最適化を実現しています。ロット数や仕様に応じた生産体制の柔軟性も重要です。
※途中での数量変更に対応できる体制や、小ロットでも対応可能な価格提示をしてくれるパートナーは、長期的な取引において非常に有用です。
検品・納品・アフターサポート
完成品は出荷前に厳密な検品を実施し、規定品質に適合しているかを確認のうえ納品します。納品後の不良品対応や追加生産といったアフターサポートもOEMの品質を評価する重要なポイントです。
※検品体制が整っている企業であれば、初期不良やトラブルのリスクを大幅に軽減できます。万が一の際にも誠実に対応できる体制を有する企業との連携が望まれます。
- アクセサリーOEMの業者探しサイト:ACCEM
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確かな品質のアクセサリーを依頼できるOEM業者を調査しました。公式HPに実績についての記載があり、かつ国内生産をしていて使用素材と対応商品が明確な3社をご紹介します。どのような商品を作ることができるのか、何の素材を使えるかなど、制作に必要な情報をまとめています。
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低価格で高クオリティ
幅広い素材で思い通りの商品を スペース
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ティアラやブローチ、工芸品など
格調高いジュエリーを生産可能 石友
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キャラクター商品、婚約指輪など
場面使いのアクセサリーに B.L.S.
(ビーエルエス) |
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![]() 引用元:スペース公式HP(https://space-japan.net)
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![]() 引用元:石友公式HP(https://www.ishitomo.co.jp/index.html)
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![]() 引用元:B L.S.公式HP(http://bls-bell.com/)
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| 使用できる ベース素材 |
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| 対応商品 |
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| 修理対応 | 〇 | ー | 〇 |
| サンプル納品 スピード |
2~4週間 | 3~4週間 | 3~5週間 |
※選定基準:2021年7月16日時点で「アクセサリー OEM」とGoogle検索してヒットしたアクセサリーのOEM業者の公式サイト30社を調査。実績について記載があり、かつ国内で生産を行っている業者の中でも、使用可能な素材と対応可能商品の両方が明確な3社をピックアップしました。



